今や古典の名作映画となった「スター・ウォーズ」。それをリアルタイムで見た人も、全然知らない人も楽しめるパロディ作品。
私自身は、映画も見てないし、子育ての経験もないが、それでも相当楽しめた。これは、子育て中の友達にプレゼントしたい一冊。
どんな映画スタアさんにも、幼少期はあるわけで、親兄弟はいるわけで、その舞台裏を、スターウォーズに影響されまくった幼少期を過ごした作者が、激しく妄想しまくって、できた夢の一冊。ファンとして夢がかなった!尊敬すべき物語に敬意を表して、かつ遊び心満載で作品に臨んでいる作者の、楽しい気持ちが伝わてくるようだ。作者自身も子持ちなので、きっと子育てで困った時に、「ダースベイダーだったら、こんな危機はどうやり過ごしたのだろうか?」と、神に祈るような気持ちで(?)あれこれ想像したのに違いない。勝手に妄想した結果、4才のルークという設定が生まれ、商品化にこぎつけ、よく売れた…というサクセスストーリーが誕生し…と、読者の私も勝手に想像して楽しんでいる。想像することの楽しさを、改めて教えてくれる。