そうそう、ボタンって、子どもたちには魅力的な存在です。
そんなボタンたちが主人公ですから嬉しいです。
みいちゃんのブラウスから外れて、お母さんの裁縫箱のボタン引き出しに入った
赤いボタンは、仲間のボタンたちから、それぞれのエピソードを聞くのです。
コート、バッグ、スーツ、エプロン・・・。
ほうら、あらためて考えると、あちこちにボタンがいっぱいありますね。
ボタンたちは、それぞれ、いろんな思いを持ちながらも、みんな笑顔。
その笑顔がとっても素敵です。
こちらまでその笑顔のおすそ分けをしてもらったような気分になりますよ。
大判の装丁に丁寧に描かれた絵が、大勢の読み聞かせにもぴったりです。
きっと子どもたちもボタンを見る目が違ってくると思います。
ボタンがけの練習中のお子さんも、やる気が出てくると思います。