『おおきなかぶ』をてがけた内田莉莎子&佐藤忠良コンビの絵本。
挿絵をみて息子も気づいたようで、このおじいちゃんたちどっかでみた!!と大喜び。
でもお話は、おおきなかぶとは全然違います。
ラストシーンが、言葉であらわしていなくても
余韻を残しており、もう切なくてしょうがないといった感じです。
息子もそうだったようで、なんで飛んだだろう?でも自分ができないっていえなかったのかあ・・・・など、
色々思っていたようです。
昔話らしく、ある意味残虐的な終わり方です。
自殺やいじめなどが蔓延る世の中を考えると、
ここで踏みとどまってほしかった・・・
そんなことを思わずにいられない絵本。
ハッピーエンドではないからこそ、そう強く思えるのかもしれませんね。
もしこれがハッピーエンドだったら、ラストがそこまで印象的に残らなかったのではないかなあと思いました。