中村さんの絵だ!!
と、何も考えずに図書館から借りてきました
文字が多い絵本はちょっと遠慮したいのですが
いやいや
この絵本は、じっくり読んで
じっくり絵も味わってほしい絵本です
自然と地域の描写から入ります
自然が豊かではありますが
人口の少ない
子どもの少ないところのようです
こどもの遊びが自然とともにあります
初夏に流行るあそびに「うなぎ」釣りがあるのに
じいちゃんはある理由で食べません
その理由が戦死したお兄さんに関わることなのです
真剣に聞くともあきくん
その話と関連した出逢いがあります
じいちゃんと、戦死した喜一さん、若月さん・・・
おはなしを聞いて、一緒に出かける
そして・・・
紅葉の描写が圧巻です
すごい!
読み手も共感してしまいます
「生きてるって、すごいなぁー」
短い言葉ですが
心に響きます
21歳という若さで亡くなった喜一さん
千年もの長い間生きて見守っている紅葉
紅葉は何も語らなくても
感じる人間の心の成長を考えさせられます
小学校中高学年から中学生、大人にも
お薦めです