何度か読み返しているうちに、物にも気持ちという物がきっとあるに違いない、と思えてきました。
乱暴に扱う人よりも、丁寧に扱ってくれる人の方がきっと物も好きだろうし、ゴシゴシとたわしで洗われるよりも、スポンジで優しく洗われる方が好きだと思います。
いくら自分が好きだからといって、相手も同じように自分のこと、自分がしている行動を好きでいてくれるかといえば、そんな事もないのが世の中です。
この絵本は、作者の方が願われているように、子供たちの将来のためにデコボコとした世の中を生きていく上で、素晴らしいヒントになるのではないかと思います。