4歳の息子と読みました。
クレヨンタッチで描かれた、子どもが好むかわいらしい絵。
そのページの主人公のみカラーで描かれているので、子どもにも分かりやすい。
●が◇を好きで、◇は▲が好きで…の繰り返し(最後はオチがありますが)。
繰り返しに加え、
生活に身近なものがたくさん出てくるなど…子どもが大好きなパターン。
息子も共感し楽しかったようで、特にゴキブリの件では大喜び。
気に入ったみたい。
が、いやいや、大人が読んでもなかなか奥が深い。
◇が▲を好きな理由も■にとっては全く予期せぬこと。。
そう、この絵本は、他人の感じていることや考えていることなんてなかなか理解できないと教えてくれるのです。
と同時に、各々の価値観はユニークで面白く、
他人の価値観も自分の価値観も大切にしたい、と改めて思わされました。
ちなみに、個人的に好みの部分は、
最後の「だいきらい」のオチ(一筋縄では終わらない)と、
この家ではお父さんが料理をしているところ。
いいですね。