大きなさかなの帽子を盗んだ 小さなさかな。
まず、こんなに愛らしい小さなさかなが、盗みをすることがこわいです。
生きるためにとかではなく、ただ欲しかったという理由。
自分本位で生きる現代人の身勝手さとダブってみえました。
次に後ろめたさとの闘い。
必死でじぶんに言い聞かせる、追い詰められた精神状態がこわい。
そして、迫りくる追手と、消えた小さなさかな・・・。
ドキドキドキドキ・・・。
でも、娘が無邪気にこの追いかけっこを楽しめるのは、やっぱりこの口調!
関西弁で綴るちょっぴりブラックなストーリー。
ドキドキです!