言葉も物語も、とっても優しいお話し。
大切に丁寧に作られた作品なんだろうなぁ、と感じました。
クマタは、大好きな一冊の絵本を持っています。
毎日毎日読んでいて、とっても大事にしているのです。
絵本に出てくる動物に
「きみたちとってもいい子だね、ぼくは大好きだよ。」
なんて話しかけて、優しくなでるクマタの姿がとっても愛おしい。
こうやって本を大切にするのって、良いなぁと思いました。
ある日、となりの村では大雨が降ります。
村は水浸しで大変!
パパ達が村の復帰を手伝いに行く中、クマタや友達は何かできることはないかな?と考え、本を一冊ずつ贈ることにしました。
さて、クマタは何を贈るでしょう?
悩みに悩んで・・・そう、あの大切にしている絵本を贈ることにしたのです。
一番好きなものを誰かにあげるって、すごく尊いですよね。
クマタの絵本を受け取ったうさぎさんも、その気持ちをしっかりと受け止めて、「ありがとう」のお手紙を送るのも素晴らしく、学ぶものがありました。
贈り物をした後の喜びのシーンがしっかりと描かれているのが、また良いなーと思いました。
この本を読んだ後、早速私も真似して一番のお気に入りを友人へプレゼントしました。
クマタくん、大切なことを教えてくれて、ありがとう!と、撫でたい気持ちです。