聞かないお名前の作家さんだな。と思っていたら、この本がデビュー作でした。1つ1つは個性的で魅力のある絵です。
特にたくさん登場するだるまさんの表情は、毎回毎回こんなにいろんな顔がるんだぁと、ビックリするくらいのパターンで描かれています。
主人公の女の子二人は幼稚園くらいから小学校の低学年くらいの年だと思います。
ページの中に文字は少なめですが、
1ページの中に描かれた『絵』の情報量が少々多すぎる気がしました。
主人公くらいの子どもたちを対象に物語を描いてくださっていたなら、もう少しページ数を少なくしてもよかったかもしれません。
今のお子さんたちは日常生活の中で、商売をされている家とか神社やお寺などが近くないと、『だるま』そのものを知らないお子さんもいそうですので、
そういうお子さんたちがこの絵本を読んで、『だるま』を知って身近に感じるきっかけになるといいかなと、思いました。