小学1年生の男の子って、こんな感じですよね!本当はとってもナイーブで優しかったりするのに、それが上手く表現できずに、意地悪言葉や態度になって出てしまう。だから好きな女の子ほどいじめちゃったりして。
この絵本は、その男の子の複雑なところを、ますだくんを怪獣に描くことによって、見事に表現しています。武田美穂さん、さすがですね!
次男は怪獣が出てきただけで、大喜び。男の子の微妙な心理など何も解していませんが、「ますだくん読んで」と持ってきます。
そうそう、話の深い意味なんかまだ読み取れなくてもいいのです。この本は、人間の女の子の隣に大きい怪獣が座ってる!しかも学校で!というだけでも充分面白いのですから。