ライオン好きの長男が、夢中になって聞いてくれています。
最後にライオンが出す答えは、実は最初のページにあるのですが、途中にあまりに色々な出来事があって完全に忘れていました。期せずして、国語の読解問題を解いた気分です。
アイリスとライオンの交流がほのぼのとしていて、心温まりました。困っているライオンを、一生懸命助けるアイリス。「ライオンはやさしい」と無条件に信じているのも微笑ましいです。
よく見ると、挿し絵には赤ちゃんが登場していて、アイリスは最近お姉さんになった子のようです。親の関心が下の子に向いている間に、上の子が思わぬ成長を遂げている……、そんなことも描き出してくれているように思いました。