タイトル通りバスの話だが、乗り物の好き嫌いは関係ない。あくまでこれはオシャレな色の絵本。見開きでどーんと描かれるカラフルなバスと、不思議で愛嬌ある乗客たちの虜になる。
バスの乗客はバスと同じ色。同系色で単調になりがちなはずなのに、なぜか乗客のインパクトが際立つ。お星様がキラキラと乗ってきたり、どうやってバスに乗ったか分からないほどの大きなクジラが降りてきたりと、とっても自由な世界観。
子供が細かい絵にも興味が持てるようになってくると、終点でたくさん降りてくる乗客たちの当てっこをしても楽しいし、ラストでバスの運転手さんたちがご挨拶してくれるので、それを真似して遊んだりもしている。
話もテンポが良く短めなので、小さいお子さんにささっと読み聞かせるのにもおすすめしたい。
息子が色名を覚えられたのはこの絵本のお陰でもあるので。