エチオピアの昔話ということで、結構ワクワクして開きました。
なんとも とぼけた おはなしで 大爆笑でした。
アディ・ニハァス村の12人の男が、マイ・エディガという町に、粉を挽いてもらうために出かけます。
その帰り道、粉の袋を背負い、森を通りかかった時に皆いるか?と人数確認をしたところからお話は始まります。
自分を数えなかった為、1番目から3番目までの男がそれぞれ数えてみると、11人しかいないと動揺し、3人目の男は道に迷ってヒョウにやられたに違いないと悲しみはじめ、4人目5人目と次々に悔いの言葉を吐き始めます。
私は、6番目の男の一言に仰天!そして、しばし???
7番目から、お話はますます膨らみ笑ってなかなか読めませんでした。
泣きながら村に帰った12人のお話に、小さい女の子が、・・・・・・。
この後の12人の男たちの言葉に、こみあげてくる 私の わらい わらい わらい!
かくして英雄は生まれ、伝説となっていくのでしょうか。再び わらい!
なんともおおらかでウイットとユーモアにあふれたお話でした。
西村先生の版画のような絵がとてもお話に合っていて素敵でした。