今や、ほとんど見かけることの無くなった、カミナリ親父や、頑固親父・・・。彼らがジイジと呼ばれるようになったとき、一番ジオジオに感情移入できるヒトは彼らではないでしょうか?少なくとも、孫たちから慕われるジイジは、ジオジオより孤独ではないでしょう。でも、ジオジオの鳥に対する感情は、彼らの孫たちに対する気持ちと似ているかもしれません。もう少し、彼らが若かったとき、ジオジオのように、皆から恐れられていたかもしれません。でも、決してジオジオも、本当の暴君だったわけではないと思うのです。ただ、うまく表現できなかっただけなのでは。それが年を経て、丸みを帯びてゆく・・・。これを読ませておけば、そんな親父の気持ちも理解できる子供に育つだろう!−それは、私の浅はかな考えでしょうか・・・