この本を読んで「幸せとは何なのか」いろいろ思いました。
ジオジオは強くて王様なので、一見幸せに思いますが、誰も怖がって近寄らずつまらないのです。
そんなとき、卵を全部失った鳥が、ジオジオのかんむりでひなを育てる提案をしました。そして、めでたくひながかえって、新しい信頼関係がジオジオや鳥たちにとても幸せな時間を運んでくれていることが分かりました。
年老いて目があまり見えなくなっても幸せと感じているラストの絵を見て、ほっと温かい気持ちがしました。
でも、ジオジオは最初から優しい心を持っていたのだと思います。ただのいばりんぼう王様だったら、鳥の提案を断っていたでしょう。
うちの子には、まだこの本のいいたいことはいまいち分かっていないようですが、絵が好きなようです。
なるほど、子供が大好きな「かばくん」の著者だったんですね。