『ぐりとぐら』の中川・山脇姉妹の作品です。
冒険はこれくらい長くなくっちゃ。
5歳のたんたには、満足のいく冒険だったでしょう。
誕生日に不思議な手紙に書かれた地図で、冒険に出発するたんたくん。
帽子屋さんで、一緒になった子ひょうのバリバリ・バリヒと、たんたのする事が同じっていうところに笑います。
見返しの地図をたびたび見ながら、冒険を一緒に楽しみました。
当時5歳の息子に一番うけたのが、望遠鏡を離した途端、たんたとバリヒの目がぶつかって、
「おい、おまえは おれの なかまか。」のたんたの言葉に、
「なかまだ。」とバリヒが答え、
「おい、おまえは おれの なかまか。」とバリヒが聞き返し、
「なかまだ。」とたんたが答えるページです。
ジャングル探検のページが、グレー地になっていて、本当に暗いところを 歩いている感じがします。
蔓草で覆われたおうちの中に入ってからも、お話しの楽しさが続き息子を飽きさせませんでした。
何日かに分けて読もうと考えていましたが、一気に読まされました。