絵が独特です。カエルが王子様に変身するところ、オカルト映画みたいに生々しくて、最初、我が家の幼稚園児は怖がっていました。でも、怖いものみたさなのか何度も見ていました。カエルがピタピタと階段をのぼってくるところも、映画のように緊迫感があります。絵の構成のせいかもしれません。お姫様はカエルが嫌いで、カエルに対する態度は本当にひどいです。顔はきれいなのに心はブス? 反して王様は、相手がカエルであっても約束は守りなさい、と諭します。偉い!そして、王子様になったカエルとお姫様は結婚するのですが、これは王様の意思なのですね。王子様、あんなに冷たくされた相手と結婚して平気なのかしら? カエルのときの王子様は下品な口調だしね。別物なのかな。うーん、大人としてはいろいろ考えてしまいます。子供は何度も読んでほしがりますが、どう思っているのやら。