題名を見て、あきやまただしさん作と確認したら、やっぱり手に取ってしまいます。
ネガティブのオーラを無視できません。
表紙から、ダメラの哀愁が感じられます。
怪獣のダメラは、自己否定感でいっぱいなのです。
他のお友だちの遊びの輪にも、もちろん入れないのですが、
ある日、お友だちに引っ張られて嫌々遊びだすと、
ダメラは意外な才能を開花させるのですね。
自信を持ったダメラ、ラストの活躍は見事です。
目立たない存在のダメラをさりげなく引っ張っていくドングラという友だちの存在も素敵です。
みんな自分では気づかない秘めた素晴らしい力を持っている!という
あきやまただしさんのメッセージが伝わってきます。
あとがきは、大人も考えさせられます。
ぜひ、ご一読してほしいです。
親しみやすい絵ですので、幼稚園児くらいから楽しめると思います。