題名からペロー童話かグリム童話だと勝手に思っていましたら、
エロール・ル・カインの創作でした。
とに角少しでも気に入らない事があると、周りの人をののしる王様を
森の王が懲らしめるお話。
森の王ののろいにより、王様の口から出た言葉で、気の利くおきさきはめんどりに、ナルシストの王子はクジャクに、そしてはずかしがりやの姫はキャベツに…
そして気がつけば、王の周りには助けてくれる人がいなくなって
いました。
オタンコナス、アンポンタン、すっとこどっこい、へなちょこ等など罵倒の言葉がてんこ盛り。でもそのリズムのよさににやにやしながら読んでいました。
相変わらずファッショナブルでミステリアスな挿絵は魅力的。
ル・カインにかかると野菜も動物もおしゃれになりますね。
読み聞かせに使いたい!!でも朝の10分では読みきれず、泣く泣く
諦めました。でも、どこかで子供たちに紹介したいです。