草食恐竜にとって最大の敵、ティラノサウルスが登場です!
最初にカスモサウルスがやられ、食べられてしまうシーン、空には食べ残しを狙う翼竜が飛び交い、まさに弱肉強食の世界そのものでした。
文章も、漢字仮名交じりで、年齢設定が少し上のお子さん向けかなと思いましたが、厳しい恐竜世界の現実を知れる作品だと思いました。
そして何と言っても、見開き一杯に描かれたティラノサウルスの恐ろしさ!!
鋭い爪やキバ、皮膚の感じもとてもリアルで迫力満点です!
身体の大きさ、強さ、草食恐竜のトリケラトプスにとても勝ち目は無いのでは!?
でも、ビッグホーンは決してあきらめることなく、仲間の為に戦います。
そして、仲間とも一致団結してティラノサウルスと戦うシーンは、読んでいてこちらも勇気が湧いてくるようで、息子も「ガンバレ〜!!」と自然と応援しながら読んでいました。
巻末は、まさに恐竜図鑑ですね。その詳しさにただただ脱帽です。
絵本にもありましたが、特にトリケラトプスが円陣を組み、真ん中に子どもを入れて守る姿に感動しました。
恐竜といえど、子を思う気持ちは人間と変わらないのですね。