黒川みつひろさんが描く恐竜の話は、いろいろなシリーズがあるようで、
この絵本は、「恐竜の大陸」シリーズの4作目になるそうです。
いずれにしても、草食恐竜トリケラトプスのビッグホーンと
リトルホーン親子が主人公の冒険物語。
回を追うたびに、次の話が気になってしようがない。
子どもの頃に見た連続アニメのようで、当時、1週間がとても長く感じました。
このレビューコンテストの対象作品も気になって、
次々と読んでいる自分がいました。
彼らが、危機に面しても臆することなく戦い、
たとえ草食恐竜でも、知恵を出して戦えば勝てるんだという姿に、
子どもたちにも勇気を与えてくれます。
そして、勝利した時の安堵感があるからこそ、
次も見てみたい(読んでみたい)と思わせてくれるのでしょうね。
今回、悲しくもカスモサウルスが、ティラノサウルスにやられてしまいます。
本当ならこれが現実。
生きるためには、カスモサウルもティラノサウルスも必死です。
厳しい世界です。
ただ、主人公であるトリケラトプスがやられてしまっては、
お話が終わってしまうので、大丈夫だとは思いますが・・・
自分よりも何倍も大きな相手に立ち向かう勇気、
子どもたちにも教えてあげたい。