トナカイさんが一人でしりとりを始めるところから、お話は始まります。ページをめくると次の動物が登場して、またしりとりが続きます。この繰り返しが子供たちには楽しいんですよね。次に何が出てくるかを自分で想像できるから、興味も続きます。トナカイさんが出てくるなんて、珍しいでしょ〜。長谷川義史さんの世界はユーモアたっぷりです。読みながら言葉のリズムも感じてみて下さい。小さい子供たちは、言葉の意味よりも、音の世界を楽しみます。はきはきと元気よく読むことで、子供たちからも声が聞こえて来ますよ。しりとりは、いつの時代でも楽しめる言葉遊びですよね。