題名を聞いた子どもたちが、思わず口にしたことばが、
「えっ、なんで?」
どうして、名前が『ダメ』なんでしょう。
人間のために、人間に気に入られようと、いろんなことを頑張っているこいぬくん。ところが、その行動は、どれもこれも少しずれていて、ちょっぴり迷惑なことばかり。でも、その気持ちが分かるだけに、なんだか憎めません。子どもたちは、なるほどね、と理解しているようでした。
こいぬの表情や、行動にずっと笑いっぱなしの子どもたちが、本当の名前に気づいたときの驚きの表情は印象的でした。
でも、大人の目線から見ると、『ダメ』の言葉を口にした時の場面を思い出し、少し反省する気持ちがニョッキリと顔を出したような気がしました。