『むこうがわのあのこ』『かあさんをまつふゆ』など、
ジャクリーン・ウッドソンの作品を読んだことがありますが
どの作品も子どもの心の動きをうまく描き出し、
読んでいる私たちにも課題を投げかけてくるのが
うまい作家さんだなと思います。
読みながら、小中学生のころ、
昔あからさまじゃなくても
こんなふうに感じたことがある、
他の子がそういう態度をとっていても
注意してあげられなかった、
見て見ぬふりをしたという
嫌な思い出があります。
でも、この絵本みたいに
傷つけて、去ってしまった後では
何もできない、
じゃあ、今後どうするの、
また同じようなことがあったとき、
同じように後悔し続けるの?
考えさせられるお話だと思います。
息子たちも静かに聞いていました。
きっと、何かしら感じるものがあったのだと思います。