ものを集めるのが好きなネズミのピウスが、捨てられた物や忘れられた物を並べた「ときめきのへや」
とにかく絵が個性的。
特にときめきのへやが広々と描かれているページ。飾られているものをひとつひとつ見ているだけで飽きません。
中には一見、不気味?と感じてしまうものもあったけれど、不思議と親しみが持てるのは色彩が柔らかなパステル調だからでしょうか。
お気に入りの宝物をつまらないものと言われて気力を失ったり、
ときめきのへやをきれいさっぱり片づけて家にこもってみたり、
ピウスはいつだって自分の心に正直。
そして、潔い行動力の持ち主だと思いました。
心がからっぽになってしまったときには、思い切って“何もしない!”
ということも一つの“行動”なのではないでしょうか。
心が動かないときには動かないまま休んでみたっていいじゃない。
きっと又そのうち自然に動きだしたくなるよ。
そうしたらまた新しいときめきを感じられるのでしょうね。
そんなことをピウスに教わりました。ピウスありがとう!