コロンビア出身の作家さん?ということで調べてみると、
「国境なきアーティストたち」代表でもあり、日本語もお上手な方だそうですね。
明るい作風はラテン系だからかもしれません。
十匹のサルが登場し、ページが進むごと、ある言葉遊びでサルが消えていく趣向。
おお、よおく見れば、文章に「さる」が隠れていますね。
素晴らしい完成度に拍手!です。
その軽妙さを両輪で支えているのが、高畠純さん。
このサルたちの造形、見ているだけでも愉快です。
気になるラストは、おお、こう来ましたか。
圧巻のサルたち、一見の価値有りです。
数と言葉であそぼ、という感じです。