石井桃子さんの東北で暮らした経験を元にした絵本だそうです。これは戦前なのかな?小学校1年生の子供3人の日常生活がほのぼのと描かれています。なわしろのカラスを追い払うために絵を描いたり、兄さんや姉さんたちと牛車に乗って落ち葉集めに行ったり……。縁側にお膳を出してご飯を食べるなど、現代に無縁なシーンも多いですが、子供たちの行動や会話を見ると、子供の心は今も昔も変わらないなあと思います。子供たちが農家の家の仕事を懸命に手伝っている様子もよくわかります。こんなに古い本なのに、我が家の子供が喜ぶのは、やはり時代を超えた何かがあるのですね。