「あるところに、おばあさんと、おばあさんと、おばあさんと、おばあさんが住んでいました」で始まるこのお話、娘が4歳のころ、とても気に入って毎晩読んでいました。
その4人のおばあさんのうちの一人、るるさんが街にお買い物に出かけます。
その帰り道、開店準備中のねずみのパン屋さんを見つけたのですが、ねずみたちは準備に追われて大騒ぎ。
るるさんが、3人のおばあさん達に頼まれたお買い物の品々で、ねずみたちを助けてあげることになります。
全体的にほんわかした雰囲気に包まれています。
大騒ぎのねずみたちを前にしても、るるさんはゆったりほんわか。
ねずみたちの作るパン(あざみぱん、どんぐりロール、たんぽぽマフィンなどどれもかわいい!)もほんわか。
頼んだお買い物が買ってきてもらえなくても、3人のおばあさんたちが、全然気にしないのもほんわか。
なんだか心が和む本です。
★「こどものとも年中向き」2002年3月号です。ハードカバー化されていないのが残念です。