『Liitle Bee』が原題。
やはり、谷川俊太郎さんの訳が面白いです。
原文も読んでみたいです。
優雅に飛んでいる蜂に異変が。
なんと、カエルが追いかけてくるではありませんか。
でも、カエルもヘビに追いかけられている訳でして。
そう、実はみんな追いかけられているのですね。
マングース、ハイエナ、ライオン、独特の造形も愉快です。
そして最後には、なるほど、つながっているのですね。
裏表紙もちゃんとご覧ください。
猟師を腹ペコ男って表現するのも愉快です。
最初の数ページで何となく展開が読めてしまいますが、
子どもたちにとっては、繰り返しの言葉のリズムとスリリングさ、
やはり魅力的ですね。
英国生まれで、今も英国在住の作家さんですが、
子どもの頃インドネシアで育った原体験が絵の中に息づいているような印象でした。
幼稚園児くらいから、やはりダイナミックな音読で楽しんでほしいです。