夜が苦手、おばけが嫌いなたっくん(主人公の男の子)とねこのポロンが不思議な夜の冒険に出るお話です。
夜の森を彷徨うだけのおはなしかな〜と、思っていたら、ちゅがんから何やら面白そうなかくれんぼになり、化けっこ遊びになったり……。
普通なら、ちょっと1つの物語にいろいろ詰め込み過ぎで、読み手の子どもたちに情報過多じゃないかな?と感じるところですが、
この作品に限っては、「怖いという気持ちが横に反れる」ことが大事なわけで、
読んでいるうちに、主人公のたっくんと一緒に「こわい」がどこかへ吹き飛んでしまえばいいなと思いました。
夜やおばけを怖がるお子さんに明るい時間に、安心できる楽しい状況で読んであげられるといいなと思います。