ペンちゃん、ギンちゃんと聞いて、あの、きんさん・ぎんさん(長寿だった双子のおばあちゃん)を思い出したのは、私だけでしょうか。
それはさておき、この本は、なかよしペンギンたちの楽しいつり遊びの本です。つりってつれると楽しいけど、自分がつれずに友達がつれるときって、あんまりうれしくなかったりして…そんな気持ちが子ども同士だと素直に言葉になっちゃったりしますよね。この本では、そんな子どもペンギンたちの気持ちと子ども独自の想像力がいっしょになって、かなりおもしろい展開をみせます。まあ、つまりは、大それたうそをついちゃうんですけど、それが、とてもかわいいんです。
ペンちゃんギンちゃんの子どもらしい会話に、心がゆるみっぱなしでした。