美しい絵とチベット民話という異国の雰囲気に惹かれて、一目惚れ購入。
読みながら、宮崎駿さんの『シュナの旅』を思い出した。宮崎作品の中でもおりに触れて何度も読み返してきた大好きな作品で、『犬になった王子』とどことなく似ている、、、。と思っていたら、後藤仁さんのあとがきで知りました!この民話、まさに『シュナの旅』の原作だった!!
王子の勇気と知恵、そしてゴマンの愛情で、窮地を切り拓いていく物語。民を貧困から救うため王子自ら旅立っちゃうところが、まことに格好いい。文の美しさもさることながら、絵の美しさは折り紙付きで、思わず見惚れてしまう。これまた『シュナの旅』と同じく、何度も読み返したくなる作品に出会えて良かった♪