『うみのいろのバケツ』、『きんいろのあめ』が素敵だったのでセレクト。
題名からわかるように、雪をめぐるファンタジーです。
雪景色の中、まどかは足跡を頼りに、動物たちの気配を感じます。
森を出たところで見つけたのは白い箱と、星の形のかけら。
その箱を抱えてなお歩いていくと、凍った湖のほとりに、白い衣装をまとった子どもたちがいたのですね。
白いそりには同じような箱がたくさんあって・・・。
雪が降る様子を幻想的に描いてあります。
そう、そんなイメージなら、雪も素敵な存在ですね。
空に浮かんだ「あ・り・が・と・う」の文字。
絵には描かれていませんが、読者それぞれの心に浮かぶと思います。
雪の日にそっと子どもたちに読んであげたいです。