小学校の図書室の「冬のおすすめ本」コーナーの本を選んでいたら、
図書室担当の先生が前作『ティリーのねがい』と今作をセットで、セレクト。
20代の男の先生なのですが、うっとりと「このティリーの健気さがええんですわあ。」。
ということで、私も読ませていただき、納得しました。
前作『ティリーのねがい』で、新居を整えた、木の人形のティリー。
手伝ってくれたくまのぬいぐるみのエドワードが、
クリスマスツリーを取りに行ったきり戻らないのが心配で、
またまた、大きい人間の世界への冒険並みの捜索です。
やっとのことで見つけたエドワードも、高い棚の上。
小さなティリーがどうやって救出するか、が見所でしょう。
大変な行程ですが、自らを奮い起こし、勇気を持って行動するティリーの姿が
とてもかっこいいです。
もちろん、ティリーの知恵も素晴らしいです。
めでたく手に入れたクリスマスツリーを含め、
ティリーの上品なセンスの行き届いたオーナメントが素敵ですよ。
文章も結構ありますし、隅々まで絵を堪能して欲しいので、
しっかりと手に取って読んでほしいです。