浜田廣介の作品を2013年に絵本化したものです。
どういう経緯でこの作品が絵本化されたのか、ちょっと気になりました。
作品としては絵本作家のしまだしほさんが丁寧に描いて仕上げてくれています。
描かれている世界が今とはだいぶ違う時代なので、今の子どもたちにこの本をただ手渡すだけでは、その世界観が伝わりにくいかなと、思いました。
斎藤孝さんがシリーズ化されている「言葉にだす日本語」のように、ただ黙読するのではなく、声に出してみると、この物語の世界観の心地よさみたいなものが伝わるのではないでしょうか?
お薦めするなら小学校の高学年以上のお子さんたちに。