おばけのお話ということで、5才の娘と
ハロウィンの時期に読みました。
初めは「おばけ、こわ〜い!!」と言っていた娘ですが、
ケーキのお話とわかって、ワクワク感が高まり、
いっきに物語の世界に入ってきました。
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ちょっと不機嫌で上から目線の女の子が、
だんだんおばけのパティシエさんに心を
開いて行きます。
そして、月日が流れ女の子が結婚する日が
やってきます。
子どもが成長し、結婚するということだけでも感動なのに、
このお話は最後にもっと大きな感動が待っていました。
「パパのつくるケーキと同じぐらいかな」
このフレーズが、ここまで重要なキーワードだったとは!
娘は朝日がのぼって、おばけさんが消えてしまった場面で
「あっ、消えちゃった。。。」と淋しそうにしていました。
大人だと、ラストのエピソードが一番せつなくなるでしょうが、
子どもと大人でせつなくなる場面が違っていて、
よく考えられていると思いました。
娘がこのラストの感動に気づくのはいつ頃なのでしょう。