もりのなかは神秘的な場所。そこでは月の精たちも集まっています。
年取った精たちは冬の精、若い精たちは春の月です。
意地悪に意地悪を重ねられながらも心の美しい主人公は家の中に入れてもらえなくなるからと厳寒の森にあるはずのないものを探しに行きます。
お話は勧善懲悪で、最後は良かったね、と思える展開です。
娘には、「やもめ」という言葉と、どうしてこんなにまで意地悪できるのかという所はちょっと難しかったようです。が妖精には男の人もいるというところに何故か感心、そしてすごい能力があるというところで吸い込まれておりました。
勤勉であること、心が美しくあることがいつの世の中でも大切だと教えてくれる素敵な昔話です。