福音館書店の原画展に行ってきました。
絵は子供の目の高さに展示されており、文もその絵の上にひらがなで展示されていたので、
壁に向かいながら、読み聞かせの様相になるか、とおもいきや、
娘が「読んで」というのは、うちにある本ばかり・・・。
しかし、この本の前に来た時、全てのページの絵を丹念に見たあと、
気になったページを指差し「なんて書いてあるの?」と聞き、
そのページを読んでやると「最初から読んで」といい、
じっと聞き入っていました。
お話は、外国の民話で、内容はよくある「正直者はいつか救われる」的なものなのですが、
登場する双頭の不思議な動物の存在感が、なんともいえない世界観を作り出しています。
また、娘も足を止め見入ってしまうくらい、その独特な絵が、
物語に深みを与えているような気がしました。
素敵な本を原画で読んでやれたことが、幸せな時間でした。