異世界混合人情昔話です。
こんなのめったにないので、まず設定が面白かったです。
カラカサオバケなど、その心意気、まさに「おいら、江戸っ子だい!なんと言われたって、譲れねぇものは、譲れねえんだぃっ!」というものを感じます。
昆虫好きの次男は、おともにカブトムシが出てくるだけで、もうウキウキ。大喜びでした。
次男のお気に入りの『くものすおやぶんとりものちょう』に雰囲気が似ています。
ただし、物語を楽しむというより、カブトムシが出てきたというところに喜びを感じたようで、お話自体には、期待したほどの関心は見せませんでした。
私自身は、面白くてワクワクして読んだのですが・・・。
次回作もあると思われますが、ひらたおでんの必殺技が銭形平次の様に、おでんの具を使ったものだったりすると楽しいかもなんて考えてしまいました。