子供というのは、「うんち」だの「おなら」だのに、妙に反応し、バカうけする時期というのがありますよね。
何かと言うと、すぐそういう言葉を言いたがる。
で、ふと図書館で目にとまったのが、この「こいぬのうんち」です。
「わぁ、お母さんがまた変なの借りてきた〜。」
なんて言って喜んでくれるかも。どんな話かもわからず、借りてきた絵本です。
でも、これ、そんなおちゃらけた話ではなく、感動ものでした。
題名のとおり、子犬のうんちが主人公です。
うんちは、自分が価値のないつまらないものだということで、情けない思いをしています。
でもね、価値のないものなんてない。みんな、それぞれの役割があるんです。
こいぬのうんちも、最後には、たんぽぽの肥料となり、きれいな花を咲かせるお手伝いをします。
花のきれいさは、こいぬのうんちの愛がいっぱい詰まっているんです。
絵もとってもいいし、なかなかいいお話です。