生前の元永定正さんが、「あみだ」のたくさんの絵と、メモとして残してあった詩を、
谷川俊太郎さんがアレンジして文を添え、中辻悦子さんが構成した作品。
題名から不思議な響きです。
シンプルな「あみだ」から始まり、だんだんとエスカレート。
もちろん、元永さんの作品でおなじみのキャラクター物体も散在します。
あとがきも奥深いです。
この絵本のあみだに決まりはありません、ですって。
交差しているところは、まっすぐ行ってもまがっても自由なんですよ。
谷川さんの言葉も、もちろん、わかる言葉と意味不明の言葉が入り混じります。
でも、なんだか、とてつもなく、自由です。
あみださまになった元永さんへの追悼の気持ちが伝わってきました。