朝からグズグズ、学校行きたくないと言い出す娘に
叱り飛ばして追い出すようにしてしまった日。
もっと言い方があったかな・・・
泣きべそ状態で学校で大丈夫かな・・・
不安と自己嫌悪に陥ったまま、この絵本を手に取りました。
男の子は言います。
こうしてくれたら・・・
「もっと おかあさんのこと だいすきだよ」
自然に涙が出ました。
いつも優しい、いい母でいられなくてごめんね。
もっと近くで温かく応援するような母でいられたら
娘ももっと元気に頑張れるのかな?
男の子の素直な言葉に気づかされ、励まされる気分です。
しっかりした大人であろうと気を張りすぎた自分を
優しい思いでほぐして、見つめさせてくれます。
世のお母さんにすごーく響く絵本だと思います。これは。
宮西さんのクッキリした絵と文字は
まるで魔法のように心で繰り返されて。
次は、明日は、もっといいお母さんになるゾ!と
新しい気持ちになれます。
それにしても、絵や体裁は子どもの絵本に見えて
中身はガッツリ母への絵本。
子どもに読み聞かせるのも直球すぎて、これは恥ずかしい。
それでも子どもはどう読むのかな〜と思って
娘に渡して聞いてみました。
「ママの悪口ばっか言う絵本だね〜!」ですって!!
我が家では、やはり母への絵本のよう。
きっと娘もいつか母になる。
その時ふたたび渡してあげたい絵本です。