次女が保育園から借りてきました。
夕食の仕度に忙しい私に代わって、まずお姉ちゃんが読んでくれました。そこに、お兄ちゃんも覗きこむように加わり、3人額をくっつき合わせて、1冊の絵本を読んでる姿は、何ともほほえましいものでした♪
そんな3人にぴったりの、お話の内容もあたたかいものでした。
どうしても人間の町に行ってみたい、と言うちびおにに、お母さんは上着を着せ、長靴や手袋や帽子をしてやり、「どんなことがあっても、これをぬいではだめよ。」と送りだします。(この辺は「てぶくろをかいに」に似ていますね?!)
子どもたちの楽しそうな声につられ、幼稚園にやってきたちびおには、池に落ちてびしょびしょになってしまったごんちゃんに、自分の着ていたものを着せ・・・???
おにだとバレてしまっても、子どもたちは、喜んで遊んでくれます。本来子どもって、そういうものなのかもしれません。自分と違う者を差別してしまう心って、大人が植え付けてしまってるのかもしれませんね?!
字のない、園庭での雪遊び、教室での積み木(大型)遊びのシーンが、6ページに渡って描かれてるのが、みものです。
こぐまちゃんシリーズで有名な、わかやまけんさんの、レトロな絵が、味があっておもしろいです。
ただ、ナマ足丸出しで、雪遊びしてるシーンは、何度見ても寒そうですが・・・。(雪国ではスキーウェアでの雪遊びが、当たり前ですので・・・。)
長女の感じのこもった読み方も上手で、「あそびたかったの」が昨晩から、我が家の合言葉のようになってしまいました(笑)。
同じ作者の「おにたのぼうし」と併せて、ぜひ、節分の頃読みたいですね。