原書が外国の本は、感性が違うのか正直心からかわいいと思えるキャラクターは少ないのですが、(個性的に感じるものは多い)このくんちゃんは本当にかわいいです。
本の中はうすい青、黒、白の3色のみで描かれているのですが、地味ながらやさしさと暖かさを感じる癒し系の素敵な本です。
内容は、南の島にいくという渡り鳥について旅行に行くとくんちゃんは決めます。そして丘の上に登った時点で忘れ物を思い出し家まで取りに来ます。何度も繰り返していく様子がとっても面白くて、子供とともに「まただ〜」と笑いながら見ていました。
そして、最後もほっと暖かくなるラストで期待を裏切りません。
くんちゃんを見ていると子供の心そのものだと思います。
最近は、外には車があふれ、たまに危険な人がうろついていたりなかなか子供だけで冒険をさせてあげれない世の中ですが、この本を見てできる範囲で子供の冒険をさせてあげたいなと思いました。