「松谷みよ子 あかちゃんの本」シリーズ全9巻の一冊。
1969年の作品で、124万部の発刊数を誇るベストセラーです。
シリーズは1969年に2冊出ていますが、この時期は東光寺 啓さんとのコンピです。
物語は、主人公のまこちゃんが、クラシックカーで次々に手を挙げて乗せて欲しいと頼む動物達を乗せて走って行くというもの。
次々に乗員が増えていく様、そしてトンネルを抜けるという山場とも、絵がとても効果的に描かれています。
そして、何よりリズム感溢れる文章は、おそらく赤ちゃんにとって心地の良いものでしょう。
松谷さんの真骨頂である読み易くて聞き易い文章は、やはり秀逸で他の追随を許さないものだと思います。
車というと男の子向けというイメージがありますが、この本に限っては0歳〜2歳であれば男女問わずにオススメです。