1996年のコールデコット賞オナー賞受賞作品。
マージョリー・プライスマンは、2006年にも「熱気球はじめてものがたり」でコールデコット賞オナー賞を受賞しています。
最初は、トロンボーンのソロ。
次にトランペットが加わり二重奏。
次にホルンが加わり三重奏。
次々に加わって、最後は10人揃ってコンサートが始まるというお話です。
計10種類の楽器が登場しますが、演奏者たちは、その楽器に似合った人物が登場します。
みんなの楽しそうな姿が、印象的。
楽器の編成は、SOLO、DUO、TRIO、QUARTET、QUINTET、SEXTET、SEPTET、OCTET、NONET、CHAMBER GROUP OF TEN。
おそらく、英文だともっと韻を踏んだ文章になっているので、もっと小気味良く内容が伝わってくるはずで、一寸残念な感じがします。
日本語だと、絵と文で音を表現するというところまでは至らず、この絵本の本来の評価にはならない評価となりました。
ただ、音楽の知識も身につくという側面もあり、入門編として読むには適していると思います。