何度も何度も生まれ変わって生きた猫。100万回も生きました。いろいろな飼い主に愛されていましたが、きっと何か足りなかったんでしょうね。愛されるだけでなく、愛するということが。だから、泣かなかったんだろうし、100万回も生まれ変わってることだけが自慢。
でも、ある日白猫に恋をして初めて愛することを知りました。また、愛する者の大切さをしり、それをなくしたときの悲しみ。これは、猫がいままでに感じることのなかったことです。やっと、感じることができました。100万回生きて、やっと何が一番大切なのかわかったんですね。愛されて、自分も愛して、いろいろなことを感じることの大切さ。そして、愛した者が亡くなったときの命の大切さ。