こどもがよろこぶ絵本と、おとながよろこぶ絵本は、きっと違う。
この絵本は間違いなく後者、大人のための絵本だと思います。
私自身、子どもの頃に読んだときは、よくわかりませんでした。。。
けれど二十歳を過ぎて、またこの絵本に出会ったとき、
本当に感動して、涙が止まりませんでした。
自分が成長する中で失いかけていた大切なことを、
この絵本に気づかされたから。
その頃の私は、白い猫と出会うまでの主人公のようでした。
言葉にすると恥ずかしいですが、
「愛」というものの尊さ・大切さをこの絵本は教えてくれます。
それは、いま、自分のこどもたちにとっては、
あまりにも難しいテーマなのかもしれませんが、
いつか大きくなって、何かを見失いそうになったとき、
この絵本を手に取るきっかけになるかもしれないと思って、
また、日々の子育ての中で、心に余裕をなくしがちな自分のために、
たまに読み聞かせています。