美しい絵本の良いお話なのだけれど、作者の意図も汲み取れるのだけれど、
でも何かがモヤモヤと引っ掛かる・・・。
初めて手に取ったのは大分前なのですが、
この思いを上手く表現できなくて、レビューを書けずにいました。
最近ひさびさに読み返したのですが、やはり何かモヤモヤ・・・。
魚達が銀色の鱗を欲しがることが、
何だか自分の中で消化しきれないのです。
それと、にじうおは自分のどこがいけなかったか、本当に分かったのかな?
素敵な人に憧れたり、友達になりたいなと思ったり、
そういう気持ちは勿論分かります。
素敵な部分を真似したいなと思ったり、少しでも近付きたいなと思ったり。
でも、それは授受するもの?
ともすれば、『奪う』という見方も出来るのかも。
鱗の授受でなし崩し、ではなく、
横柄だった自分に気付き、真摯に謝るにじうおの姿が見たかったです。
(私、同じような事を“ちいさなつきがらす”でも言ってますが;)
我が家の子ども達には、私から薦めることはしないつもりです。
自分で見つけて持ってきたら、一緒に読んで考えてみます^^