本屋さんの目立たない片隅で見つけました。
題名があまり直接すぎて、どきっとしましたが、薄いピンクの表紙と、星と月で表現された「わたし」「おかあさん」「おとうさん」があまりにもぴったりと文に合っているので、ついつい最後まで立ち読みしてしまいました。何度かウルウルしながら2度も立ち読みし、迷わず買ってきました。誰かに読んであげたい。
初めてのお産を控えたママとパパへ、絵本の読み語りボランティアをしています。不安もイライラも努力も「みんなわたしのため、ほこりに思います」と言い切ってくれる赤ちゃん。「おとうさんの優しい声、力強い声、あたたかいまなざし」を愛し、信頼してくれる赤ちゃん。世の大人達が、「わたし」と一緒に妊婦さんに声をかけてあげられたらなあと思います。不安のページはグレーに、生まれる喜びのページだけピンクで、その他の描かれている細かいところにもそれぞれの意味を持たせています。そこに人の声を伴って、たくさんの人に読んであげたい本です。
思春期の子ども達、特に女の子に読んであげたい。
愛することと、お産のつながりが、イメージできるように。